投資を始めるために必要なタネ銭(初期投資金額)は、選ぶ金融商品や目的、リスク許容度によって異なります。以下に、金融商品ごとに必要な目安の金額を具体的に解説します。
1. 株式投資
最低必要金額:数千円~数万円
- 日本株は通常、1単元(100株)単位で購入するため、銘柄ごとに必要な金額が異なります。
- 例: 株価1,000円の銘柄 → 100株で 10万円
- ミニ株やS株(単元未満株)を利用すれば、数千円から投資可能。
2. 投資信託
最低必要金額:100円~
- 近年、多くの証券会社で100円や1,000円から購入可能。
- つみたてNISAでは、少額から長期分散投資を始めるのに最適。
3. FX(外国為替証拠金取引)
最低必要金額:1,000円~10万円
- 国内FX会社では、1,000通貨単位で取引可能な場合が多い。
- 例: USD/JPYを1,000通貨(ドル)で取引 → 必要証拠金約 4,000~5,000円(レバレッジ25倍の場合)
- 初心者は 低レバレッジ(1~10倍) で運用するのがおすすめ。
4. 暗号資産(仮想通貨)
最低必要金額:数百円~
- ビットコインやイーサリアムなどを1単位未満で購入可能。
- 例: ビットコイン(BTC)を1,000円分だけ購入することも可能。
- 手数料やボラティリティの高さに注意。
5. 不動産投資
最低必要金額:10万円~1,000万円以上
- 不動産クラウドファンディングや**REIT(不動産投資信託)**なら10万円以下で参加可能。
- 実物不動産(マンション・戸建て)を購入する場合、少なくとも 1,000万円以上+諸費用 が必要。
6. 債券(国債・社債)
最低必要金額:1万円~
- 個人向け国債(変動金利型)は1万円から購入可能。
- 社債は一般的に最低投資額が 10万円~ と設定される場合が多い。
7. ETF(上場投資信託)
最低必要金額:数千円~
- 国内ETFは株式と同様、1単元(1~10株)単位で取引。
- 例: 株価2,000円のETF → 10株で 2万円
- 海外ETFはドル建てで購入するため、数万円から始められることが多い。
8. ロボアドバイザー
最低必要金額:1万円~
- ロボアドバイザー(WealthNavi、THEOなど)では、初期投資金額が1万円から設定されている場合が多い。
9. コモディティ(貴金属・原油)
最低必要金額:数万円~
- 金(ゴールド)や銀(シルバー)の積立は、月1,000円~ から可能。
- 原油や商品先物取引は、証拠金として数万円が必要。
10. 株式型クラウドファンディング
最低必要金額:1万円~10万円
- 新興企業やスタートアップの株式を取得可能。
- 投資額はプロジェクトごとに異なる。
まとめ
初心者におすすめのスタート金額は少額(1,000円~1万円)から始められる投資信託やロボアドバイザー、つみたてNISAなど。リスクを抑えながら徐々に運用金額を増やすことを目指しましょう。
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